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最果てのサムライ [アフガン・ノスタルジア]

誇り高きアフガン侍

誇り高きアフガン侍

バーミヤンにて, Sep 2004 Afganistan


アフガニスタンの大地を旅していると、人々の日常に懐かしさを感じる時がある。それは幼い頃のノスタルジアを懐かしむ気持ちではなく、我々日本人が失ってしまった、あるいは失いつつある何かに気づかされた時だ。誇り高く、忍耐強く、礼節を尊び、謙虚で、旅人をもてなす彼らの精神に触れていると、かつての日本人もこうだったのだぞ、と教えられているようで気恥ずかしさすら覚えてしまう。

バーミヤンへ向かう道中にであった少年は、乾いた大地の真ん中でまるでサムライのように凛とし、誇りと気品を漂わせていた。

これは俗人界に身を浸す者の勝手な言い草かもしれないが、アフガニスタンがいつまでもこのままの姿であってほしいと思うのだ。

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