2006.02.18
天真爛漫 [カレーなるインディア]
笑う娘
長く居過ぎたバラナシにて , Mar 2004 India
赤黒い巨大な生き物のような太陽が
霧にけぶった地平線からゆらゆらと立ち昇る。
やがてそれは濃密な威光を放ち、川面に金色の陽炎を滑らせた。
ガンジス川の河畔、聖地バラナシの夜明け。
沐浴する巡礼者
瞑想する修業僧
洗う者
泳ぐ者
泳がされるモノ
岸からボートからカメラを向ける外国人旅行者
そしてチャンスとばかりに彼らに群がる
ボートの客引き
物売り
乞食
彼らが皆、奇妙に輝いて見える・・・
なるほどこの街は天真爛漫だ。
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Comment (10)
全てが風景となっていくんですね。
しかし、どうやってこんな表情を引き出せるのか?
いつもながらさすがです。
by tm-photo (2006-02-18 22:40)
はじめまして。
自然な笑顔。見ている自分も笑顔になります。
by yamakakedonburi (2006-02-19 01:24)
幸せそうですね。
by concretephotograph (2006-02-19 03:41)
彼女のたちに落ちる影がすばらしい効果を生んでいると思います。
しかし、それを超えるのは彼女たちの笑顔です。
by (2006-02-19 10:06)
素直な笑顔ですねぇ。正直な笑顔ですねぇ。
妙に心に染み入ってくる「純粋さ」を感じます。
by HummingBird (2006-02-19 13:08)
輝いてますね
by waka (2006-02-19 14:24)
写真もさることながら、冒頭の3行に感電しました。
宗教的な聖地って (自分はバラナシ、エルサレム、マシュハド、バチカンくらいしかみたことがありませんが)、巡礼者をはじめ、巡っているものを眺めてるだけでもぞくぞくっとしますよね。
たまに、自分が異教徒であるにも関わらず原点の地に居るが故のしんどさを感じることがあっても、こんなにも慈しむべき笑顔をみたら、感激してはまっちゃいそう。
by guest (2006-02-19 18:38)
ファインダーを覗く私もニカッと笑っていたでしょうね。
>guestさんはおそらくキミでしょう。
バラナシ、エルサレム、マシュハド、バチカンという濃厚な単語を並べるのはアイツくらいしかいない!
by スナフキン (2006-02-20 22:50)
輝いています。素敵な笑顔ですね。
by (2006-02-21 01:10)
guest再訪>
みればみる程ほれぼれとする写真ですね。
そしてやっぱり太陽の描写がすごい...
でも俺、初めて訪れた者ですけど?
友達にココ紹介されて。
…って嘘です。多分、察した通りです。
あぁお恥ずかし。こそこそ見てたみたいですみましぇん。
by 頭隠して尻隠さず的 guest (2006-02-22 00:41)