2006.02.11
たとえばそんな [ビルマからの手紙]
ギンギラギンにさりげなくない
首都ラングーンにて , Jul 2002 Burma
雨の首都ラングーン
薄墨色の雲から際限もなく落ちる雨
ダウンタウンの宿の5階から街並みを望む
ぎっしり敷き詰められた英国風建物
その真ん中を突き破る黄金色のストゥーパ
朝市帰りの腰巻姿のビルマ人
人を満載した50年代トラック
色とりどりの屋台のパラソル
しっとり湿った灰色の街で
いろんな景色が溶けていく
自分もまどろみに溶けていく
一台のテレビに群がる男たち
視線の行く先は一蹴りの球へ
歓喜の声が行き交い
ビールが注がれ
金が飛び交う
甘美な驚喜に酔いしれる
熱い男のバカ騒ぎ
街角にひときわ賑わうレストラン
テーブルにずらりと並ぶ空ジョッキ
地元の男たちと輪になって和になって
「酒を飲まない男には風は吹かない。」
アルクホルの海に漂う夜
やさしい風が吹きすぎてゆく
たとえばそんなラングーンの日々
旅日記より
nice! (20)
Comment (10)
そんなラングーンの人のざわめきを感じさせないおとぎの国のお城の写真みたいですね(笑)。
by (2006-02-11 20:24)
なんと煌びやかなんでしょう。
スポット的な光が美しさを引き立てていますね。
by HummingBird (2006-02-11 21:56)
ラングーンで飲むビール。
どんなお味なのでしょうね^^。
「酒を飲まない男に風は吹かない」
いいです。今酔っ払ってキーボード何度もうち直ししてます(笑)
by tm-photo (2006-02-11 22:13)
「酒を飲まない女にも風は吹かない。」
ってのはないでしょうか?(笑)
by うらなみっこ (2006-02-12 00:18)
おぉ、建物が眩しい。。。
空の青に映えてきれいですね~☆
by kazemichi (2006-02-12 01:30)
金閣など目じゃないですね~
もしもピラミッドが金色だったらどんなことになってしまうのか、
ちょっと想像してみました^^
by (2006-02-12 05:45)
ギンギラギンにさりげなく、というのがいいですね。うん、いい。
ヤンゴンに次に行った時はこんな写真撮りたいなあ。
by julius (2006-02-12 10:35)
「酒を飲まない者に風は吹かない」
ただ、酒に飲まれるのは1年に3回くらいにしましょう。
“仏の顔も三度まで”ですね。
忘れてました。
日本にもありましたね金閣寺という猛者が。
「そうだ、京都へいこう」
by スナフキン (2006-02-12 11:50)
青空に金色はとても似合う
銀閣寺にはちょっと曇り空が似合う と思う
京都行きたいな
by (2006-02-13 01:54)
写真も言葉も毎回COOLっすね~
by cochan (2006-02-17 06:14)